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文庫本「大久保利通」を読む [日々のこと]

久しぶりの読書です(^◇^)
タイトルに日本史上最高の英雄と書いてあります。著者は倉山満氏です
西郷、木戸と並んで維新の三傑と言われる活躍した人ですが人気の面では
いまいちです。同郷の西郷隆盛が西南戦争で犯罪者となったのですが没後
早い段階で銅像が作られたのですが大久保利通の銅像が鹿児島市にできた
のは昭和も後半になってから、鹿児島では嫌われていたのですね。
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書には生まれた時から暗殺されるまでを順をおって書かれています。
当時の世界情勢、尊王攘夷、怪物。一橋慶喜との死闘、大久保の未来への意思
西郷の死、英雄たちの死と近代国家の誕生など書かれていました。
 最後にこう書かれています。
日露戦争の勝利で日本は世界に冠たる大帝国となった。大日本帝国は滅びようが
ない大国となった。黒船ごときに右往左往していた幕末がうそのように。
しかし、大日本帝国は地球の地図から消えてしまった。そして外国の軍隊に占領
され続けるという建国以来の恥ずかしい時代に我々は生きている。これを恥ずか
しいと思うか否か、恥ずかしいと思うのならば、学ぶしかない、幕末、外国の国に
祖国の国を蹂躙されてなるものかと誓った大久保利通のように。

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